飽きる趣味、飽きない趣味の違いはどこに?
飽きる趣味、飽きない趣味の違いはどこに?

充実した人生を送るには

シニアにとって気になることといえば、これからの老後の生活のための趣味である。
退職したあとには、かなりの暇な時間が待っており、そのときに何をするのかによって、それ以降の人生の充実度が決まってしまうのだ。
もともと趣味を持っている方は、これから先どのように遊んでいくつもりなのかきちんと計画している人が多いだろう。

しかし、趣味のない人は、今から新しい趣味をつくり、老後の楽しみにすることをおすすめする。
ただし、趣味を始めるにしても、いろいろな選択肢があるためどれにすればいいのか迷ってしまうだろう。
趣味の中には飽きやすい趣味と飽きにくい趣味があり、当然選ぶべきなのは飽きにくい趣味だ。

それでは飽きやすい趣味の特徴はというと、まず流行しているからという動機で選ぶのは避けるべきだ。
この場合、流行が終わってしまうとモチベーションが低下してしまい、すぐにやめてしまう可能性が高い。
たとえばテレビで特集していたり、ドラマやアニメに取り上げられたりしたものは、飽きてしまうのが早いだろう。
動機はあくまでも内発的に促されたものが理想的であり、流行の趣味というものは本当の趣味とはいえないのだ。

飽きにくい趣味とは

何か結果が得られるような趣味は長続きしやすいという特徴があるため覚えておこう。
たとえば音楽や絵画といった芸術系の趣味をしたいならば、自分の作品を発表する場がある方がやる気を出しやすい。
自分の作ったものを好んでくれる人がいるならば、その人達のために続けようという気持ちになるため、モチベーションを高められる。

また、他人に評価されなくても、自分自身で評価できるようなものでも構わない。
たとえば、料理という趣味ならば、自分が作った美味しいものを自分で好んで食べることができるため、自己完結型であり長続きしやすい。
料理が趣味だった人が突然その趣味をやめてしまうという話は未だかつて聞いたことがない。

収集癖も長続きしやすいように思われるのだが、このタイプの趣味はふとしたきっかけですぐに興味を失ってしまうこともある。
人によって個人差があるため、自分が収集癖があるかどうかは意識しておくべきだ。
ただし、収集癖はどんどんお金を消費してしまう可能性があるため、できればそれほど高価でないものにした方が良い。

自分の生活の中に溶け込んでいるような趣味の場合は、飽きずに無理なく続けることができる。
たとえば、靴を買って歩くことが趣味だとすれば、靴を買うことも歩くことも日常の中の出来事のため、飽きずに続けられる可能性は高い。
食器の収集をしてみたり、通勤に使う自転車にこだわってみるのもおすすめだ。
自分の普段の生活を振り返ってみて、どのような趣味が適しているのかをよく考えてみよう。