運転免許証の自主返納システムについて
有る程度の世代になってくると、車の運転技術が心配になり、免許証を持っていても更新をしたくない、自発的に車に乗らなくなるという方が少なくありません。
そんな時には、更新をしないのでは無く、自主返納をするというのも、1つの方法でしょう。
平成10年から設けられた、運転免許証の自主返納システム。
車を運転しないと判断をした人が、車の免許証を返すシステムのことで、運転免許証を返すことで、運転資格が自動的に無くなります。
自主返納制度は年齢制限がありませんので、シニア世代だけではなく、何らかの事情があるヤング世代でも、自主返納システムを活用している方が多いでしょう。
自主返納のシステムを利用する際には、運転免許試験場や警察署など、最寄りの専門機関に訪れる必要が有ります。
運転免許証本体、印鑑や写真、交付手数料千円など、必要となる物を持参して、手続きをすることで、自主返納を行う事が出来るでしょう。
自主返納後は、当日から車の運転をする事ができなくなりますので、行きに車で来てしまわないように、十分注意が必要です。
また、一部免許返納という形もあり、普通自動車の免許は返納して、バイクの免許は残して置くなどの方法もあります。
自主返納することでお得なサポートを受けられます
自動車免許自主返納のシステムは、お金もかかってメリットが無いと思われがちですが、決してそんなことはありません。
自主返納をしたからこそ受けられるサービス、得点という物も、全国各地にありますので、各地の得点をちぇっくしてみると良いでしょう。
例えば、バスやタクシー、鉄道などの運賃が割引になるサービスや、温泉入浴宿泊料割引、商業施設サービス割引など、お得な割引を受けられます。
更に、ホテル内サービス割引や、信用金庫の金利優遇を始め、ありとあらゆる待遇を受けられるようになりますので、非常にお得と言えるでしょう。
免許証を返納した際に発行される、運転免許経歴証明書を提示することで、お得な特典が受けられます。
特典内容や得点を受けられる場所などは、ネットで検索することが出来ます。
意外と良く利用する施設が対象となっている事もありますので、是非ともお住まいの地域の特典をチェックしてみると良いでしょう。
返納前には家族と相談を
免許証の自主返納は、返納をする前に、ご家族と相談をしてから決める事が大切です。
今後運転をする事ができなくなり、場合によっては、車を運転できずに困った事態に陥る事もあることを考えて、返納をする決断をしましょう。
何かとメリットはありますが、ご家族によっては、トラブルの種となる事もありますので、事前相談が欠かせません。