シニア世代はお菓子好き?
シニア世代はお菓子好き?

お菓子好き?世代別の調査結果

チョコレートやクッキー、ビスケット等のお菓子は、今も昔も変わらず子供から大人、高齢者にいたるまで、世代を問わず好まれています。
ここ最近では、お菓子好きのシニア世代が増えており、お菓子市場の需要が伸びている原因となっているようです。

食生活の実態をとらえる為の食品の購買、調理、消費を調査した「食MAP」によれば、ここ5年間の間に食卓でのお菓子が出てくる割合を年代別で分析してみると、10歳未満や10代の割合が圧倒的に多いことは当然の結果として、60代以上の世代のお菓子が出てくる割合が年々増えているという結果になっています。
全体的に見ると、ほぼ5年間横ばいとなっており、20~30代、50代は減少傾向、40代は横ばいとなります。

このことからも、10歳未満、10代と、60代以上のシニア世代において、お菓子の食べる人が年々増加傾向にあるということが理解できます。
では、そのお菓子類はいつどのようなシーンで食べられているのでしょうか。

60代以上の結果を分析すると、他の世代と比較して朝昼晩のご飯の時が最も多いという結果が出ました。
つまり、60代以上は食事にプラス、または延長上にお菓子を食べていることになります。
時間毎の間食をした割合を見ると、夜19~22時代が最も多く、次いで間食・夜食となっています。

どのようなお菓子が好まれるか

調査結果からわかることとして、60代以上のお菓子として登場するお菓子の需要は確実に伸びています。
どのようなお菓子が好まれているかというと、せんべい・おかき・あられが最も伸びており、ここ5年間で約115%もの伸長率となっています。

また、第二位はチョコレート、若い人が好むポテトチップス等も大きな伸びを見せています。
他には、ビスケット・クッキー、ピーナッツ菓子以外の豆菓子、スナック菓子類、かりんとう、あめ・キャラメル・グミ、ピーナツ菓子等を好んで食べる機会が増えているようです。

お菓子と一緒に飲むものとは

次に、お菓子と一緒に好んで飲まれる飲料についての調査結果では、コーヒー、緑茶・煎茶・番茶の登場頻度が高くなっています。
例えば、せんべい・おかき・あられの場合には、一緒に飲む飲料は緑茶・煎茶・番茶。
コーヒー、麦茶、ビール、紅茶の順になっています。

対してポテトチップスの場合は、ビール、コーヒー、麦茶、緑茶・煎茶・番茶、日本酒といったように、60代ならでは、お酒の割合が高くなってきているという特徴的な結果であることが言えるでしょう。
少子化、高齢化社会に突入していますが、お菓子好きなシニア世代をターゲットに、食事と一緒に食べることができるお菓子や、おつまみとして好まれるお菓子、世代や需要に合わせたお菓子が今後ますます増えていくと想像できます。